『一匹の陽気な蝶が』
Un papillon badin

スイスとの国境に近いフランスのシャンベリの,ヴァランス夫人のもとで,音楽をはじめとする様々な学問を勉強していたルソーが,作曲して,『メルキュール・ド・フランス』1737年6月号に投稿したシャンソンが,この『一匹の陽気な蝶が』です.

Un papillon badin, caressoit une Rose一匹の陽気な蝶が,ひらひら舞っていた
Nouvellement éclose,咲いたばかりのバラの花のまわりを,
Qu'aussi-tôt il quitta pour suçer un Raisinしばらくすると,そこを離れて,葡萄の汁をすいだした.
Ah! dit la charmante Catin,ああ!と魅力的な村娘はため息をついた.
Qui rêvoit tristement à son Berger volage浮気者の羊飼いのことを悲しい気持ちで考えていたからだ.
Bacchus, tu m'as ravi son coeur;バッコスさん,あなたはあの人の心を夢中にさせてくれた;
Verrions-nous tant d'Amans sans ton Jus enchanteur人の心を魅惑するあなたの果汁がなかったら,こんなにたくさんの恋人たちが
Dégoûtés du rendre esclavage?優しい隷属にうんざりすることがあるでしょうか?
Bacchus, cruel Bacchus, ta fatale Liqueur,バッコスさん,残酷なバッコスさん,あなたの有害なリキュールは
De tous les inconstans est-elle le breuvage?浮気者たちの飲み物なのですか?

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