『アシスとガラテ』

Acis et Galatée

台本/カンピストロン
音楽/リュリ
ジャンル/半神牧歌劇
初演/1686年
再演/1752年
(ルイ15世の前でアシスの役を演じるポンパドゥール夫人)

プロローグ

ディアーヌがアネ城に王太子が到着したことを知らせる。パストラルの神々が集合し、この王子のために準備してきたディヴェルティスマンを踊る。森の神シルウァヌス[ローマ神話の森の神で、ギリシャ神話のパンと同一視されている]の一人がこの踊りに加わる。祝祭の神である豊穣の神とコミュスがこの祭に参加しなければならないことを思い出させる。ついでアポロンが王太子の父であるルイ14世へオマージュを捧げ、ルイ14世を称えるこのオペラを彼が味わうことができる日が来ることを期待すると述べる。

第一幕

羊飼いのアシスとテレームは彼らが愛する女性、海のニンフ・ガラテと羊飼いの娘シッラから拒否されたことで不満を言い合っている。ガラテは実際のところアシスのプロポーズにも何も感じていないようだし、シッラのほうは軽蔑したようにテレームをあしらった。しかし牧歌的なディヴェルティスマンが聞こえてきて、愛が存在するということを彼らに思い出させる。ディヴェルティスマンは、キュクロプス[ギリシャ神話の一眼巨人族]のポリフェーム登場の前触れの野蛮な音楽で、突然中断される。ガラテはこの巨人に一人で立ち向かい、彼が威嚇する羊飼いたちの群れを逃げさせるために、この巨人の愛の言葉を好意的に受け入れるふりをする。

第二幕

ガラテはポリフェームが彼女のために催す祭に出席すると答えたことで、アシスはガラテを非難する。絶望的になったアシスはこの巨人に立ち向かって死ぬことを選ぶ。このようなアシスの自殺に等しい行為をガラテは妨げようとする。ガラテは、彼を救うためにこの巨人を鎮めようとしていたのだと説明し、彼への愛を告白する。羊飼いの娘シッラのほうはガラテと同じようにはいかない。テレームの気持ちには無関心なので、ガラテはそのことを非難する。ガラテはジュノンの神殿でアシスと再会することになる。そこで彼等は結ばれることができるだろう。ガラテはポリフェームとその従者たちが彼女のために開いた祭に出席する。巨人はガラテに結婚を迫ってきたので、彼女は時間稼ぎのために父のネレの同意がないと結婚できないと答える。

第三幕

ジュノンの司祭はアシスとガラテの結婚を執り行おうとしているところへ、ポリフェームが不意を襲い、自分を騙した詐欺を暴く。彼の怒りは頂点に達し、アシスを岩で押しつぶして殺す。ガラテは海に逃れ、巨人が立ち去ると、ふたたび現われて、アシスを呼ぶが、無駄だった。アシスの死体を発見すると彼女は神々の援助を懇願する。そのときネプチューン[ポリフェームの父親]が現われ、アシスを生き返らせる。アシスを大河に変え、不死にして、アシスとガラテの永遠の結びつきを、波の神々たちと祝福する。

ディスコグラフィ

ARCHIV 453 497-2
オーケストラ/Les Musiciens du Louvre交響楽団
合唱/Les Musiciens du Louvre合唱団
指揮/マルク・ミンコウスキ
アシス/ジャン=ポール・フーシェクール
ガラテ/ヴェロニック・ジャン
ポリフェーム/ローラン・ナウリ

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